【役職の呼び方】名前と同じで間違えるとマズい役職の呼称まとめ

2021-05-202021-10-12

会社組織というのは、特に日本の場合はほとんどの企業で縦型組織になっています。その理由は効率を求めるとともにリスクを回避することにあります。

作業効率を高めるためには、命令系統の明確化が当然必要になります。そのために役職があると言っても過言ではないでしょう。

役職によって、その責任や権限は大きく違ってきますし、形で言えばピラミッド型にしてリスクを最小限にとどめるよう工夫をしています。

そのような組織形態になっているために、社内には多くの上司が存在することになりますし、役職のついていない先輩などを含めると、相当な人数の方の名前と役職を覚えなければなりません。

このページでは、上司の呼び方や役職名とその職域などを学びます。

この記事の内容

上司には尊敬の念と丁寧な接し方を

同じ部署が長くなり、ずいぶんと親しくなった上司と部下の関係などという場合もあるでしょうが、根本的には上司に対しては尊敬の念を持ち丁寧に接してください。

社内の人に対しては、役付きの上司には「○○課長」「△△部長」などと役職名をつけて呼ぶのが基本です。

すでに、役職に尊敬の意味が含まれていますので、△△部長さんなどと呼ぶことは間違いです。

また、役職名を間違えるのは、かなり失礼な行為となりますので十分に注意してください。

下記項目で、おもな役職を紹介しますが、最近は外資系も増えていますので多くの役職名が存在します。くれぐれも間違えないようにしっかりと覚えておいてください。

役付きでない上司や同僚には「○○さん」が基本です。

また、最近の企業では、役付きとか役なしにかかわらず「さん付け」で呼ぶ場合も増えているようです。その場合は会社の慣習に従ってください。

後輩なら呼び捨てという方も多いかもしれませんが、同僚や後輩に対しては男女どちら共「〇〇さん」とよぶのがセオリーです。

自社で仕事中に愛称で呼び合うことなどもあるでしょうが、取引先やお客さんの前でうっかりそのような呼び名で読んでしまわないように普段から癖をつけておきましょう。

取引先やお客様などに前で自社の社員を呼ぶ場合のルールは、あくまでも「外＞内」という呼び名することが基本です。

取引先から電話があり、上司である佐藤課長に取り次いで欲しいという場合で考えてみます。

もし、佐藤課長が不在であった時には「申し訳ありません。佐藤課長ははただいま席をはずしております」という返事はＮＧです。

社外の人とのやりとりの際には、基本的に社内の人は呼び捨てにします。正しくは「申し訳ありません。佐藤ははただいま席をはずしております」ということになります。

意外と間違いやすい例ですので気をつけてください。

一般的な企業の役職とその役割をお伝えします。一般的な企業といっても、最近は外資系の企業も増えています。

転職などもあるでしょうから、この際両方ともきっちりと覚えてください。

一般企業

役職名	解説
会長	ほとんどの場合は前社長が就任します。実権を持つ会長と名誉職の会長に分かれます。
社長	企業のトップです。普通は代表権をもって会社の実権を保持します。
副社長	社長に次ぐ役職です。社長不在時には社長に代わって代表として指揮を執ります。
専務	役員として経営に携わります。専門分野をもつケースもあります。
常務	役員として補佐しつつ、業務の全般的管理を務めます。
部長	特定カテゴリーをマネージメントする責任者で業務に対する権限が高いです。
次長	部長を補佐します。部内の実際の仕事を統括し、部長不在時は部長としての役割も担います。
課長	カテゴライズされた課の長。ルーティンの管理リーダー。
係長	特定の職務の対応や統括の責任者。

近年の日本企業は、一般企業だけではなく外資系企業も多くなりました。外資系企業の役職も覚えておきましょう。

外資系企業

役職名	解説
Chairman	一般企業でいう会長職です。Ｊリーグでおなじみですね。
CEO	最高経営責任者です。一般企業でいえば社長と言うことです。
COO	最高執行責任者です。一般企業でいえば副社長です。
CFO	最高財務責任者ですから会計に関する部門のトップです。
CAO	最高管理責任者です。総務部門のトップです。
CIO	最高情報責任者です。すべての情報部門を管理します。
General Manager	Managerを統括します。
Manager	現場の責任者です。
Subsection Chief	現場の各部門リーダーの位置づけです。

このように、企業には多くの役職があります。呼び方にも気をつけなければいけませんが、そもそも役職名を間違えたら、これほど失礼なことはありません。

十分に注意を払ってください。