【ビジネス言葉の言い回し】相手との距離を一気に縮めるフレーズ

ビジネスをスムーズに進めて行けるよう向上されてきたのが、ビジネス的言い回しです。シンプルでも礼を示せますから、礼を失っすることもありません。

また、取引先やお客様とさらに親しくなりたいときにも少々の工夫で距離を縮められるのがビジネス的言い回しです。

ビジネス的言い回しをマスターして、できるビジネスマンになりましょう。

この記事の内容

ビジネスを円滑にする言い回し

ビジネス的言い回しは、商談やプレゼンをスムーズに進捗させるだけでなく、取引先やお客様との距離を縮めるのにも役立ちます。

ビジネスを円滑に進めるという意味ではマスターしておくのは必須です。

ビジネスを助ける便利なビジネス的言い回し

「いつもお世話さまです」と、さして深い取引をしたことのない相手や初めての相手などに言われて、心の中で「お世話したことないし・・」と思ったことはありませんか?

でも、それが相手と適度な間を置いて関係を整えるためのビジネス的言い回しです。

こういったビジネス的言い回しを上手に使えば、マイナスの要因をプラスに変化させたり、言いにくい内容を遠回しに表現したりできるとても便利なビジネスツールとなります。

また、ビジネス的言い回しには「クッション言葉」というものがあり、相手に伝える内容を理解してもらうための準備をうながします。

例えば、自社へ来社してほしい相手に、「来ていただけませんか」とストレートに案内するのは良くありません。

その前に「ご足労ですが」とクッション言葉をつけることによって、相手は「出向く必要が生じるんだな」との心積もりができますので、ソフトに伝えられます。

相手との距離を縮めるツールにも

上記のようなビジネス的言い回しだけでは、どちらかと言えば他人行儀で無難な対応しかできません。

取引先やお客様との距離を縮めるために、アレンジすると良い感じになります。

例えば、ありふれた「いつもお世話になっております」の代わりに「先日は何時間もお付き合いしていただき、ありがとうございました」と実際にあった内容を添えれば、よりリアリティを持ったあいさつになります。

相手は「自分のことを意識してくれているな」という感覚を持つため、親近感を持ってくれるはずです。

定番のビジネス言い回しとクッション言葉

強力なビジネスツールとなるビジネス的言い回しやクッション言葉には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは代表的なビジネス的言い回しとクッション言葉をお伝えします。

ビジネス言い回し一覧

自分の意思用語使うシーン
感謝いつもお世話になっております最初のあいさつ
感謝おそれいりますありがとうございますと比べて、かしこまった言い回し
感謝ご尽力いただきまして・おかげさまで相手の労をねぎらう言い回し
謙遜至りませんで・気が利きませんで自分を謙遜するときの言い回し
否定わかりかねますわかりませんや知りませんをやわらかくした言い回し
否定いたしかねますできませんや無理ですの婉曲的言い回し
依頼お越し願えませんか来てもらいたいときのていねいな言い回し
依頼ご遠慮願えませんかやめてくださいのやわらかい言い回し
依頼何卒よろしくお願いいたしますお願いの丁寧な言い回し
承知かしこまりました「わかりました」と伝える言い回し
同意ごもっともです言うとおりですのあらたまった言い回し

クッション言葉一覧

クッション言葉使うシーン
お手数ですが多少面倒なことを相手に頼むときに使う
恐縮ですが・おそれいりますがちょっとしたことを頼むときに使う
失礼ですがプライバシーに関わることを尋ねるときに使う
ご多忙とは存じますが忙しいのに申し訳ないの丁寧な言い回し
ご足労ですが自社に来社してもらいたいときに使う
あいにくですが・せっかくですが断るときのていねいな言い回し

正しいビジネス的言い回しを覚えよう

ビジネス的言い回しや敬語を使いこなすためには、経験を積んで慣れていくしかありません。

よく勘違いして間違った使い方をしている人を見かけますが、ここでしっかりと勉強しておきましょう。

社外の人に向けて

例えば、社長や専務、部長などの役職は、名称そのものが敬称でもあります。ですので、社外の人向けては「○○社長は」という表現はしません。

社長だとしても名前で呼び捨てにするのが正しいビジネス言葉です。

それと同じ様に、社外の人に向けて社内の人を尊敬語で対応することはしません。

社外から佐藤部長に電話があったと想定してみます。「佐藤部長ですか?いらっしゃいます」これは完全に間違いです。正しくは「佐藤ですか?おります」が正解です。

上記のような勘違いは結構多い例です。気をつけて対応してください。

勘違いしやすい敬語

補足
△△社長が△△が社外の人には肩書不要
ご苦労様ですお疲れ様です「ご苦労様」は目下の人へ
お客様がそのように申しておりましたお客様がそうおっしゃっていました相手の行動に謙譲語はNG
資料は拝見されましたか資料に目を通していただけたましたか相手の行動に謙譲語はNG

上記の例はよくある勘違いです。正しく覚えておきましょう。

上司や先輩からの助言が一番

ビジネスで使ってはいけない言い回しは当然ですがあります。

使ってはいけない言い回しの一覧などがあれば良いのでしょうが、現実には一概に言い切ることはできません。なぜなら、状況や相手によって、使ってはいけない言い回しは色々あるからです。

だからといってビジネスの場で黙っているわけにもいきません。積極的に会話することが一番です。

その上で、もし使ってはいけないシチュエーションで使ってしまった場合には、上司や先輩が助言くれるでしょう。

注意されると頑なになる人を時々見かけますが、注意されることは恥ずかしむべきことではありません。人格を否定しているのではないからです。ですので、注意されたら真摯に受け取ってください。

結果的には、そのことがあなた自身の実力アップになります。 周りも「話を素直に聞く人間だ」と感じて、いろいろと注意をしたり教えてくれたりします。

まとめ

ビジネス的言い回しは慣れるしかありません。しかも、時間がたてば慣れるというものではなく、現場でどんどん経験を積んでいって覚えるものです。

消極的にならず、積極的にビジネス的言い回しを使ってみてください。

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