あいづちは、会話が弾むように言葉をはさんだり、うなずいたりすることです。それにより相手は話を聞いてもらっていると感じられるので、気持ちよく話せるようになります。
あいづちを打つことは、日常の会話で何気なくやっていると思います。でも案外、話は聞いているつもりでも、「うん、うん」と適当に聞いていることはありませんか?
また、会話が続かず困った・・・という経験はないでしょうか。
ビジネスでは、初対面や関係の浅い、さまざまな人と接することが多いので、いっそう会話を弾ませる方法が重要になってきます。
あいづちで会話を弾ませる
あいづちのポイントは相手が話しやすくさせることです。自分がしゃべって話を盛り上げるのではなく、あいづちで相手の話を促し、会話を弾ませるのです。
上司やお客様との会話で、自分が前に出すぎるのはあまり良い印象ではありません。
相手に寄り添うように、相手の話に調子を合わせてあいづちを打つことで、相手は気持ちよく話せます。
あいづちにより、会話のリズムや流れを作ることができれば、会話がスムーズに進むうちに、自分の望む方へ会話の流れを持っていくことができたり、相手の本音や本当のニーズを聞くこともできるでしょう。
ビジネスで使えるあいづちのバリエーション
ビジネスシーンであいづちを打つときは、日常で使う言葉よりも丁寧な言葉になります。
称賛する
- すごいですね
- 深いですね
- すばらしいですね
- 見事ですね
- さすがですね
- おもしろいですね
- 見習いたいです
- 勉強になります
驚く
- 驚きました
- 知りませんでした
- すばらしいですね
- 意外ですね
- そうなんですか?
- すごいですね!
- 本当ですか?
促進する
- 教えてください
- それからどうなったのですか?
- どのようにしたのですか
効果的にあいづちを打つ
では具体的にどのようなあいづちがいいのか紹介していきます。
あいづちは、表情も大切
あいづちは言葉だけでなく、うなずいたり、目を合わせること、表情、声のトーンも大切です。
それは顔の見えない電話応対であっても同じです。
会話のペースに合わせてうなずく
相手の話のペースに合わせてうなずいていると、息が合って会話が進んでいるようになり、相手は話しやすくなります。
適切なタイミング
相手が話し終わってないうちにあいづちを打つと、相手と被ってしまい、話の腰を折ってしまいます。
また、間があきすぎでも、会話のリズムが途絶えてしまい、相手の気持ちを削ぐことになってしまいます。
あいづちが多すぎるのはダメ
あいづちが多すぎても、相手が気持ちよく話す会話のリズムは作れません。
相手のペースに合っていないため話しにくくなります。
大げさにしない
盛り上げようと思って大げさにしすぎると、逆に軽んじているような印象を与えます。
相手のトーンに合わせながら、ほどよいあいづちにしましょう。
同じあいづちの繰り返しはダメ
「はい、はい」 「はい、はい、そうなんですね~」 と「はい」を繰り返すと、相手は軽んじられているような印象を受けます。短く「はい」とひと言であいづちを打ちましょう。
単調に「はい・・はい・・・はい・・・はい」 「はい、そうなんですね・・・・そうなんですね」とワンパターンのあいづちを打っていると、会話のリズムも単調になり、話を聞くのを面倒に思っているような印象を与えます。
同じあいづちの言葉ばかりでなく、バリエーションをつけてあいづちを打ちましょう。
相手の話した言葉を繰り返す
相手の言ったことを繰り返して言うのも有効です。
「今日は暑いね」→「そうですね」というよりは、「本当に、今日は暑いですね」と言葉を繰り返すことで共感を示せます。
質問する
相手の話に質問することで、興味を持っていることを示せます。それにより、さらに話が促進されます。
「最近ゴルフを始めたんだ。」→「健康的いいですね。今週末もゴルフですか?」
あいづちを組み合わせる
あいづち言葉を組み合わせたり、あいづち言葉にプラスで感想、繰り返し、質問を組み合わせるとさらに効果的です。
驚き+促進
「それは知りませんでした!それからどうなったのですか?」
同意+感想
「それはよかったです。プロジェクトが成功して本当に嬉しいです。」
まとめ
大事なことは、相手の話に興味を持つことです。興味を持って相手の話をしっかり聞くことで、自然と話に合うあいづちが適切なタイミングで打てるようになるでしょう。
あいづちを上手に打てる聞き上手になって、好感度もアップ、仕事の成果もアップさせましょう。