社会人ともなれば、仕事をしていく上でのルールがあるのは当然です。なぜなら、会社の一員となるということは、個人が報酬を得るための手段ということではなく、会社全体として利益を出し業績をアップするという目的があるからです。
もちろん企業として業績を上げ社会貢献するなど、単に個人という範囲では収まらないのが社会人です。
同僚とのチームワークや不快な思いをさせずに仕事してもらうことは、効率的に仕事が出来るということです。そのためにルールがあります。
そしてそのルールを守っていくことは、そのまま会社の利益や信用に繋がります。
社会人として仕事をする意味
仕事をする意味とは何でしょうか?いろいろありますが、まず思い浮かぶのは給与を得て生活をしていくということでしょうか。
あなた自身が成長するためかもしれませんし、世の中に貢献することかもしれません。すべて合っているレスポンスです。
ただし、絶対に理解しておかなければならないポイントがありますので、そこだけは解してください。
企業は、すべての人が連携しあって利益を生む
企業とは、個人の力だけではどうにもなりません。全社員が一丸となって協力し合うからこそ結果が出ます。これは、大企業でも個人経営でも同じです。
さらに言えば、社員だけではなく取引先などとも連携していかなければ良い結果は得られないでしょう。
結局、ビジネスはあなたひとりで成り立つものではないということを自覚しなければなりません。
みんなが協力し合うには
ビジネスがうまくいくためには、その仕事に関連する全員が、快適で円滑に業務をこなさなければいけません。
そのためにあるのがビジネスマナーとしてのルールです。マナーやエチケットやルールは、ビジネスマンとして最低限熟知しているのが当然のものです。
敬語やあいさつなど基本的なことはすぐにでも出来ます。社会人としてのルールをしっかり身につけて「デキるビジネスマン」になってください。
なぜルールが必要か?
多くの社員が働く場所ですから、絶対条件としてルールやマナーができます。もし、独りよがりな人や礼儀のなってない人、デリカシーのない人などがいると、迷惑ですしやる気がダウンするだけでなく、仕事が停滞したりしておかしくなりかねません。
会社のルールはその類の事態をできる限り防き、すべての人が快適に働き、円滑に職務を促進するためにあると言えます。
基本的なビジネスマナーは、日本の会社なら概ね同じですので、まずは基本的な社会人のルールを身につけましょう。
その上で、自社ならではの服装であるとかマナーなど、また独自のルールなどを覚えましょう。そうしたルールを守っていくことが、社会人としての基本となります。
仕事のルール 基本4項目
仕事のルールの基本は、だいたい以下の4項目です。仕事に慣れ経験を経て飛躍できるかは、どんな職種でもこれらのことが基礎となります。
シンプルなものしかありませんが、実は仕事に慣れすぎると疎かになったりすることもあります。
折にふれて思い返し、気を引き締め気て仕事しましよう。
態度に表さずどんな仕事も気持ちを込めて
不快な感じを表面にさらけ出すことは、他の方にも嫌な思いをさせているということです。
そんなことをしていたら業務のパフォーマンスが下がるばかりか、皆が力を合わせて仕事をするという雰囲気がなくなります。
ふだんの挨拶や物腰、リアクションなどにも相手方に気を配るようにしましょう。
また、仕事内容によって軽い仕事とか簡単な仕事と軽く考えないで、どんな仕事でも気持ちを入れてミスの無いように全力を尽くしてください。
これなら楽勝などと安易に考えて注意を怠っていると、ケアレスミスが起きやすいです。
整理整頓と時間や納期を守ること
仕事さえ出来ればデスク上がグチャグチャだろうがかまわないでしょうとばかりに、整理整頓をせずに仕事をしている人を時々見かけます。
結局は資料を探し回ったり、メモがなくなったりと非効率になることが多いです。
デスクの上はもちろんのことカバンの中やパソコンのファイルなども整理整頓する癖をつけておきましょう。
また、整理整頓をしていないと、とかく納期やアポの時間が守れないことが多いです。
一事が万事ですから常日頃からスケジュール管理や業務処理はきちんとやっておきましょう。
常に感謝の気持ちを持つこと
業績を上げた人だけがヒーローというわけではありません。契約をとったり大きな金額を売り上げたりというのは周りのサポートがあってこそです。
良い結果に終わったのは己の技量と過信せず、周りでサポートしてくれた方々への感謝の気持ちを忘れないでください。
普段から周りへの感謝の気持ちを持っていると、自然と取引先やお客様へも伝わります。
そうすれば、お得様の無理な条件をのんだり、下請けさんへ横柄な態度を取ったりということがなくなります。そうなると、不思議とすべてがうまく回るようになります。
個人の限界を理解すること
入社したての頃は、とにかくパーフェクトな働きをしようと頑張りすぎてしまいます。
しかし、個人のキャパには限界があります。仕事を一人で抱え込み、最終的にできなかった場合には、逆に作業が滞ってしまいます。
自分ひとりですべてを背負いこまず、キャパをオーバーした場合には仲間を頼りにして任せられることは任せましょう。
ホウレンソウという言葉を聞いたことがあると思います。
報告・相談・連絡ということです。常にコミュニケーションをとりながら仕事を進めてください。
まとめ
上記の通り、社会人として仕事をしていく上では、いろいろなルールがあります。
基本的にはどの仕事でも同じです。このことを理解しておけばどんな職種についても大丈夫でしょう。
デキる社会人は、皆さん上記のことを守っています。あなたもきっちりと理解しマスターしてください。