あなたは常日頃からビジネス会話を意識して話していますか?ビジネス会話には、必ず目的があります。
例えば、企画を通すことだったり、相手の要望を聞き出すことだったり、製品を購入してもらうことだったり、すべて最終的に目的があります。
まして、お得意様とかお客様など社外の方とのビジネス会話なら、会社の代表として会社の意向や基本姿勢を伝えていると胸に刻んで応対することを意識してください。
また、ビジネス会話は、取引先やお客様にとって いかに分かりやすく具体的で簡潔なのかと言うことも重要な基本となります。
ビジネス会話とは?
ビジネス会話術をマスターしておくと、ビジネスを能率的に進める事ができます。話し方だけではなく聞き方でも会語の空気感は変わります。
覚えておいてほしいのは、取引先やお客様に対して配慮する気持ちを持って会話することです。
自分の立場をきちんとわきまえ、ビジネスををテキパキと進められるように、ビジネス会話を完全に習得してください。
目的に気を配る
ビジネス会話と普段の家族や友人などとの会話の一番の違いは、例えば「開発ステップを解説する」「商談を成功させる」「会議で発表する」など、ビジネス会話には必ずキチンとした目的があるということです。
その目的を達成するためのツールがビジネス会話ですが、そこには2つの大きなポイントがあります。
一つは、取引先やお客様に失礼がないように気を配ること。二つ目は、回りくどくならずに簡潔に伝えることです。
ビジネスのための会話ですから、相手の気分を傷つけたらうまく進展した商談も駄目になってしまいますし、何を伝えたいのかわからなくては意味がありません。
ビジネス会話では、「目的」を常に意識して真っすぐに伝えるよう注意を払いましょう。
それを実現するには、正しい言葉をチョイスし、声のトーンや話の順番などをきちんとイメージしておくことです。
会社の代表者ということを意識
ビジネス会話ですから、相手の取引先やお客様はあなた個人と話しているわけではありません。
あなたは自社の代表者として会話しているということをきちんと意識してください。
当然ですが、相手もあなたを会社の代表として受け止めています。往々にして話しにくい案件などもあるでしょうが、大事な情報は伝達し、また聞き出すことが必要です。それがあなたの仕事ですから・・・。
その業務をスムーズに行うためにも、ビジネス会話を身につけておかなければなりません。
ビジネス会話の基本スタイル
ビジネス会話も、ただ単にその言葉のみをマスターするだけではまだまだ完璧ではありません。
言葉とともに話し方や表情なども完璧にしておきたいですね。
アイコンタクト
相手と意思疎通を図りたいのであれば、相手の目を見て会話するのは基本中の基本です。
自社製品やプロジェクトなどに対する自信や充実度、価値判断してほしいというアツい思いを話しながら、アイコンタクトをとり、相手の目を見れば、それだけ真剣さが伝わります。
それが取引先やお客様の心を動かすのは間違いありません。
ハキハキと話す
一生懸命会話していても、モゴモゴと話していたり滑舌が悪かったりすると、相手は自信がないのだろうと解釈してしまいます。
当然ながら、自信のなさそうな製品や企画などでは評価はもらえません。重要なポイントとなる部分は特にハキハキとはっきり発音してください。
ていねいを心がける
自信のある製品や企画だったりすると、知らず知らずのうちに感情移入して大まかで荒い口調になってしまうことが多いです。
そのことで、取引先やお客様が不機嫌になってしまったら何にもなりません。
常に冷静でていねいな言葉使いをするように心がけましょう。
大事な事はゆっくりとていねいに「ここがポイントです!」と前もって重要部分だとアピールしてから、言葉をチョイスして話すと訴求力が高まります。
ビジネス会話の基本スタイルを身につけよう
何事も基本が大切ですが、それはビジネス会話でも同じです。
まずはビジネス会話の基本スタイルを身につけていきましょう。
ビジネス会話の組立て方
ビジネス会話は、商談や商品・企画などのポイント、といったケースがメインになると思います。
伝えなければならない内容を余すことなく伝えることを考えると、取引先やお客様のニーズに合わせて、会話の内容を組立てる創造性がなくてはなりません。
会話を組立てる際には、「主題」「根拠」「要求」の3点をはっきりさせておくことが重要です。
主題は、結論や特徴といった内容になります。根拠は、主題の根拠を提示する事で主題に説得力を生むためです。
また要求は、どういう対応を望んでいるかを伝えて意味を持たせるためです。
ビジネス会話の5W3H
ビジネス会話の基本は、「単純明快に」「的確に」「丁寧に」です。そのためには、前もって要点をまとめ結論から話をするのがベストです。
シンプルな言葉で一言一言を短くするのがコツです。
また、話の内容は、5W3H(いつ・何処で・誰が・何故・何を・どのように・幾ら・いくつ)を頭に入れながら、整然と話しましょう。
まとめ
ビジネス会話は今後のビジネスマンとしての基礎となります。
しっかりとマスターすれば、取引先やお客様、また社内でもできるビジネスマンとして認知されるようになるでしょう。