一人ブレーンストーミングって?自分の中に眠っているアイデアを引き出す方法

アイデアが欲しい時や定期的にブレーンストーミングが行われる会社があります。

一人ブレーンストーミングって?自分の中に眠っているアイデアを引き出す方法

ブレーンストーミングとは、1つのテーマに沿って参加者が自由に意見を出し合う会議法のことで、テーマに沿っていればどんな意見でも挙げることができます。

批判は禁止で、質より量なので、たくさんのアイデアや意見が集まります。

ここでは、アイデアを生み出す為に、一人で行うブレーンストーミングの方法を考えましょう。

この記事の内容

一人で行うブレーンストーミング

このことは決して難しくありません。時間を決めて、テーマに沿って自由に考えを出せばいいのです。

ただし、参加者は自分一人なので議事録や、アイデアを出してくれる他の人はいません。そのため、自分で何かにメモしていく必要があります。

手書きのメモや単語帳を活用する

例えば、手書きであれば貼れる付箋紙などを使い、思いついた言葉を書き、デスクに次々と貼っていくという方法があります。

または、空いている会議室を利用して、ホワイトボードに書き出しても良いでしょう。最後は、デスク上のメモやホワイトボードの写真を撮ります。

そうすれば記録に残すことができいつでも見ることができます。単語帳も便利なアイテムです。持ち歩き、ことあるごとにめくって見ることができます。

パソコンを使用する

エクセルでも、ワードでも構いませんが、思いついた言葉を入力してみるのも1つの方法です。

それをプリントして保存することもできますが、そのままパソコン内に保存しておくこともできます。

大切なのは閃く為に眺めること

どんな方法で行なったとしても、重要なのはこれにより自分の中に眠っているアイデアを引き出すことです。

その為には、一人ブレーンストーミングの記録を事あるごとに眺めなければなりません。

パソコンに向かう時間が長い人は、パソコンを利用する方法。外回りや移動が多い人は単語帳など、自分にあったスタイルで実践してみましょう。

一人ブレーンストーミングは本当に有効か

結論から言うと有効です。私たちは、頭の中を整理したり、業務を手順通りに行うための方法を考えるのは得意かもしれません。

常に考えていたことをいよいよ表に出して、まとめていくと言う作業です。

しかし、アイデアを生み出すと言うことはそれとは全く異なる作業になります。自分の中に眠っているものを引き出すことになるからです。

当然、自分の中に全くないものを引き出すことはできません。あくまで自分の中にある、経験、知識、知恵、理想、欲望などを呼び出して、化学変化させる必要があります。

その方法として一人ブレーンストーミングを行うことができます。

テーマに沿って、自分にはどんな経験があったか、今どんなことを知っているか、またはこのテーマについて知らないことはどんなことか、どんな理想を持っているか、もっとこうなればいいのにという点はないのか、それが可能か不可能かは別として思いつく限りメモに書き出してみましょう。

書き出し、眺め、考えることで、必ずその努力は報われるはずです。

一人ブレーンストーミングのやり方

やり方はいろいろあります。あるというより、自己流で作れば良いのです。

その後、整理し、発展させます。

人の意見を集める

例えば、「○○といえば?」というテーマと質問を用意し、事あるごとに聞いてみます。

友達とランチの時、家族と過ごしている時に聞いたり、または多くの人の意見が集まるインターネットで、そのワードを検索し、出てきたワードをメモします。

この方法は、時間ではなく期間を決めて行うことになりますが、メモがたまったら時間を取って整理しましょう。

テーマとの距離を調節する

そのテーマにできるだけ接近して見る、逆に思いっきり離れて遠くから見る、つまり視点を変えるというのが2つ目の方法です。

例えば、「魚」というテーマがあるとします。現在の距離は、「時々スーパーで刺身を買う」「釣りが趣味」といったものかもしれません。ではそこからまず接近してみましょう。

もし自分が「漁師」であるならどうでしょうか。魚との距離感はかなり近くなります。

逆に遠く離して考えたらどうなるでしょうか。「単純に魚嫌い」「海の無い地域に住んでいる」などの視点から考えることができます。

この2つの作業だけでもかなりの収穫があるはずです。

角度を変えて考える

前述の視点を変えることと少し似ていますが、角度を変えて考えることが3つ目の方法です。

例えば、同じ「魚」というテーマについて考える場合、先ほどは距離を調節しましたが、次は角度を調節します。業界別に考える方法があります。

魚について、食品メーカー、マスコミ、サービス、小売といった様々な業界という角度から見た場合の思いつきをメモしてみましょう。

また、魚とは全く関係のないワードを1つ選んで、そちらを掘り下げるという方法もあります。

例えば、そのワードを「ダイエット」と設定し思いついたことを次々とメモします。

そこから魚に繋がるアイデアが出なかった場合は、また別のワードを設定するという方法です。

まとめ

アイデアを生み出すのを邪魔しているのは、先入観や偏見です。それに邪魔をさせないために行うのが一人ブレーンストーミングなのです。

テーマに沿って考えメモする作業は、どんなに馬鹿げた発想であったとしても途中でやめてはいけません。出し尽くすまで行うことが成功させるポイントです。大切なのは発想ではなく、連想だからです。

たくさんの思いつきを並べ眺めるうちに、今まで思いつかなかったアイデアが連想によって生まれます。

アイデアがパターン化してきた、または全く思いつかない、考えたこともないという人は、軽い気持ちでこの一人ブレーンストーミングを試してみてはいかがでしょうか。

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