電話をかけたら、留守電になってしまい、少し考えたものの、焦ってそのまま電話を切ってしまったということはありませんか?
かけた電話が留守電につながると、瞬時に何を話すか考えなければならないので、入れ方にも緊張しますね。
けれども、メッセージを入れることもなく無言で切るのはマナー違反です。相手にも不信感を与えてしまいます。
焦らず落ち着いて対応できるよう、用件を留守電に残すときの、話す流れのポイントを理解しておきましょう。
留守電の残し方!メッセージで伝えること
短い時間のなかで、正確に、的確に伝える必要があります。具体的に確認していきましょう。
名前を名乗る
会社名と名前をはっきり名乗りましょう。
また、念のため、かけた電話番号に間違いがないかを確認しましょう。
用件を伝える
ビジネスでの留守番電話で気をつけたいのは、用件は手短に伝えるということ。
留守番電話には時間の制限があるので、限られた時間のなかで的確に伝えることを心がけましょう。
電話口で焦って早口になるのは厳禁です。
連絡方法を伝える
留守番電話の最後に、相手にして欲しいアクションをきちんと伝えましょう。
こちらから再度電話をするのか、それとも折り返し電話が欲しいのか、具体的に示しましょう。
相手がどう対応すればいいか、具体的なほうが、その後のやり取りがスムーズになります。
時間や場所はゆっくり話す
待ち合わせの場所や時間、連絡先などは、聞き取りやすいように、分かりやすくゆっくり伝えます。
時間については午前、午後をはっきりさせる必要があります。例えば15時や5時と言われると、聞いている方にとっては分かりづらいです。午後3時、午後5時と伝えると、相手にも分かりやすいでしょう。
また、相手が留守電のメッセージを聞くタイミングが、録音した日とは限りません。
「明日の午後3時」では明日がいつなのか明確ではないので、以下のように曜日や日にちを明確に伝えると、正確に相手に伝わります。
話している途中で、録音時間が終わってしまった場合
留守電にメッセージを残している最中に、録音時間が終わってしまうこともあります。
用件を伝え終わっていない場合には、すぐにかけ直して、「先ほどは失礼いたしました。お話の続きでございますが・・・」と用件の続きを話しましょう。
用件は録音できたけれども、最後の挨拶をする手前で録音時間が終わってしまったという場合には、かけ直さなくてもよいでしょう。
留守番電話は時間が限られている、用件を端的に伝えるという特性を相手も分かっているので、用件がきちんと伝われば、最後の挨拶がなかったとしても、相手も不快な気分にはならないはずです。
留守番のメッセージ会話【例文】
ビジネスシーンで留守電にメッセージを残す方法を解説しています。
折り返し電話を依頼する場合
「○○会社の○○でございます。○○様のお電話でよろしいでしょうか。
いつもお世話になっております。先日ご依頼いただいた資料が揃いましたので、明日木曜日にお持ちしたいと思います。
つきましては、大変恐縮でございますが、ご都合の良い時間帯をxx-xxxx-xxxx番までご連絡いただけませんでしょうか。
本日6日は午後7時頃まで事務所におります。
お手数おかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
こちらから折り返しかけ直す場合
「○○会社の○○でございます。○○様のお電話でよろしいでしょうか。
ご相談したいことがあり、ご連絡いたしました。
またあらためてお電話いたしますので、よろしくお願い致します。」
電話をかけた理由をシンプルに伝え、こちらから再度電話をかけ直す旨を伝える。
まとめ
かけた電話が留守電につながると、限られた時間の中で用件を話さなければならないので、瞬時に要点を頭の中でまとめなければなりません。
慌てないためにも、事前に話すポイントを整理しておき、日頃から慣れておくとよいでしょう。
留守電のメッセージの声は、通常電話で話しているときよりも、聞き取りにくくなりますので、相手に分かりやすいように、ゆっくり、はっきり話すことを忘れないようにしましょう。